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〜ぼくのペットの飼い方・愛で方〜

ヘルマンリクガメの飼い方(飼育環境)

ヘルマンリクガメは飼いやすい、丈夫、人慣れし易いなどの理由でよくオススメされるリクガメになります。リクガメ飼育を検討している人たちにとっては、必ず候補に挙がるリクガメではないでしょうか。


でも飼い方が分からない!?という方は多いと思います。


そんな方は、まずこれから準備すべき飼育設備、そしてヘルマンリクガメの飼い方を解説したので、読んでみてください。

飼育設備の準備もせず、テキトーに飼育開始すると必ず最悪の結果が待っています…

そうならないためにも、最後まで読んでみてくださいね。



(ヘルマンリクガメに限らず、リクガメ全般に共通する部分が多いので、他種のリクガメの飼育を検討されている方も、是非参考に見てみてください)


ケージ

庭で放し飼いでなければ、ケージがリクガメにとっての行動範囲の全てです。できる限り平面での面積を広くとってあげましょう。
何故なら、自然下でのリクガメは毎日数kmは歩くようで、その運動量は体に似合わず相当なものなのです。
そしてもうひとつは、基本的にリクガメは立体行動ができません。そのためケージの高さは必要なく、地面である床面積をどれだけ広くしてあげれるかが、リクガメのケージ飼育のポイントです。

狭すぎるケージはリクガメにとってストレスになるだけでなく、そこから出ようともがき、立ち上がり、最悪ひっくり返ります。リクガメにとってひっくり返ることは『死』につながることから、もっとも避けなければならない事故です。


そこでケージの大きさの目安ですが、ケージ幅が、飼育しているリクガメの甲長の約5倍ほどは用意してあげましょう。もちろん奥行もあればあるだけいいのですが…。

ヘルマンリクガメは飼育下では甲長20cm前後にまで育ちます。このため市販品のケージでは幅90cm以上のものを選びましょう。

私は保温性を考慮し、木と発泡スチロール、プラダンにてケージを自作しました。

もちろん大きいものを設置できるスペースがご家庭にあるのであれば、大型のものを用意してあげましょう。
ただし、ケージが大きくなり過ぎると、温湿度管理が難しくなります。その場合は飼育部屋まるごとの管理になるので、一般の方にはなかなか難しいですね😅




温度、湿度

ヘルマンリクガメの飼育適温は25〜30℃ぐらいと言われています。野生個体生息地の、夏場の最高気温がこれに当てはまります。つまり変温動物であるヘルマンリクガメの、一番活発な時期の気温です。
これをケージ内に再現することによって、いつでも活発で元気なリクガメを観察することができるのです。


そしてこの温度管理を可能にするのが『保温器具(ヒーター)』サーモスタット』です。

『保温器具』は電気ヒーターと同じで、電源を入れると発熱し、ケージ内を暖めます。

これは私も使用している保温器具、「暖突」です。暖突の優れているところは省電力だということ。爬虫類飼育は電気代とは切っても切れないものがあります。必ずヒーターにて保温が必要になるからです。
そしてこの暖突は同程度能力の保温球と比べると、消費電力が約1/3というのです。単純にワット数が低いので省エネですね。更に長寿命。滅多に壊れません。そして加温部の面積があり均一に加温するため、ケージ内に温度ムラができにくいのも良い点です。
デメリットは高い。これは省エネ、長寿命で補えます。しかし、本体が大きいという弱点があります。暖突を設置すると、他の器具をつける場所が限られてしまいます。これは少し悩みますが、本体サイズを確認しておけば失敗はないと思います。


そして目標温度よりも暑くなり過ぎると自動で保温球の電源を遮断し、温度が低くなると電源を入れて温度を維持させるものがサーモスタット』です。以下のジェックス製タイマーサーモは、サーモスタットとタイマーが1つになった商品です。サーモスタットとは別に、照明も制御することができます。そのおかげで、爬虫類飼育では問題になる、コンセント周りのタコ足配線が1つにまとまるという利点があります。さらに昼間28℃、夜間23℃という具合に昼夜で温度差をつけることも可能です。

サーモスタットは必須アイテムで、温度の上がり過ぎによる熱死、温度低下による『肺炎』代謝不良』などを防ぐために設置します。
(私は幼少期に、これで取り返しのつかない失敗をしています。以下過去記事)
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そして湿度。これは日本とは違い、現地の夏場は乾燥気味だそうです。日本の高温多湿の夏ではなくカラっと乾燥した夏のようですね。
そのためヘルマンリクガメを飼育する場合は、目標湿度は40〜50%前後の湿度を保つようにすると、調子がいいようです。

しかし以前の記事で説明しましたが、決して乾燥させ過ぎないようにしてください。以下は甲羅の歪みに関する記事です。
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湿度を上げるために私の場合は自作加湿装置を設置しています。
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春夏秋冬の各シーズンでケージ内環境は変化します。ケージ内の温度、湿度は毎日チェックし、環境を整えてあげましょう。そんな時に役立つのが

温湿度計です。最高最低を記録していて、留守中にどれだけ温度が上がってしまったか、どれだけ湿度が下ってしまったかが分かります。とても便利で、ケージ内温湿度管理に役立ちますよ❗



バスキングライト

温度管理ができれば、リクガメが体温を維持できますが、リクガメ自身にも体温調節できるようにしてあげなければいけません。

どういう事かというと、変温動物のところで説明しましたが、自分で日向、日陰などを選べるようにすること。
ケージ内でこれをするには『温度勾配』をつけるようにしなければいけません。つまり暑いところ(ホットスポット)、涼しいところ(クールスポット)をケージ内に作り出してやるのです。ホットスポットの目安は33℃~38℃程度。これを可能にするのが『バスキングライト』というものになります。スポットライトのようなもので局所的に温度を上げる役割です。

  • リクガメが朝の目覚めで体温を上げるときにバスキング。
  • 餌を食べて胃の中のものを消化するためにバスキング。
  • クールスポットで体温が下ればバスキング。

これにより野生のリクガメと同じようなサイクルが生まれ、活動的な姿が観察できるのです。
その他、この温度勾配があることによって、リクガメ自身が最適な温度を選択でき、調子も上がることに繋がります。

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紫外線ライト

昼行性爬虫類にとって生命に関わる食べ物にも匹敵する大事なもの、『紫外線』です。
正確には紫外線に含まれるUVBと呼ばれる波長です。

難しい話ですが、昼行性の爬虫類は餌として摂取したカルシウムを体内に吸収するために、ビタミンD3を必要とします。このビタミンD3を体内生成するためにUVBを浴びる必要があるのです。



つまり簡単にいうと


1.UVBを浴び
2.ビタミンD3をつくり
3.ビタミンD3を使ってカルシウムを吸収する


ということをしているわけです。
これは通常、日光浴を行う際に浴びているものですが、ケージ内には存在しません。そこで人工的に紫外線(UVB)を発生させ、リクガメに浴びせてあげるものが紫外線ライトです。これはバスキングライトと点灯時間は同じになります。


紫外線を浴びなければ爬虫類は『クル病(代謝性骨疾患)』という病気になります。骨が曲がって歩けなくなって衰弱。口を閉じることができず餌が食べれなくなり、衰弱。可愛そうな最期を迎えることになります。


そうならないためにも、紫外線ライトは常時使用しましょう。
しかし注意しなければいけない事は、この紫外線ライトが放つUVBですが、使用期間が長くなれば、光ってはいるのですがUVBを放てなくなるのです。毎日の使用時間によりますが、約6ヶ月〜12ヶ月で新品に交換する必要があります。各商品に「使用時間」、「寿命」が明記してあるので確認して定期的に交換してあげましょう。

こちらはZOOMED製紫外線ライト。世界で初めて爬虫類用紫外線ライトを開発したアメリカのメーカーです。もっとも信頼性の高いものと言っても過言ではありません。

灯具はアクアリウム用を使用します。これは使用する地域が西日本、東日本で周波数が違いますので注意してください。




余談ですが、上級者の中には紫外線ライトを一切使用していない方もいます。自然の太陽光が、リクガメの健康維持には一番いいものです。なので、定期的な日光浴をさせるだけで充分だそうです。

しかし、日中にいつも晴れているわけではなく、定期的に日光浴の時間がとれない飼育者が大半だと思います。

無理せず、紫外線ライトを活用しましょう。



床材

これに限っては正解はありません。
そのリクガメとの相性、飼育者の都合、飼育部屋の事情などもあります。いろんな情報、事情を鑑みて選択しましょう。


ただ、リクガメは本来地面の上を歩きます。硬いコンクリートや、つるつるのガラス面を歩いているわけではありません。
そしてロシアリクガメやヘルマンリクガメ、ギリシャリクガメの飼いやすいリクガメ御三家は穴を掘る習性があります。

一番自然に近いのは土や砂です。ヘルマンリクガメにとっては穴を掘ることによって暑さから逃れることも、その中で眠ることもできるため、とても落ち着くようです。

しかし怖いのは誤飲です。土などは餌と一緒に食べてしまいます。野生でも食べてしまっていて、あたり前のことなのですが、最悪腸閉塞などにより『死』につながります。
せっかくペットとして飼うのであれば、このような危険を冒す必要はないと私は考えています。


以前記事にしたものも参考にしてください。
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まとめ

だいぶ長くなりましたが、以上がリクガメの飼い方(主に飼育に必要な機材、環境)です。

読んでみてお分かりかと思いますが、けっして楽に飼える生き物ではありません。
初期投資も4〜5万円はかかります。そこから電気代などの維持費がかかります。
あまり悪いことばかり書きたくはないのですが、昔の私のような失敗をして欲しくないのです。


生き物を飼うには先ずその生き物の『勉強』、その後は『飼育環境』を整えてあげる。これらが重要です。それを達成できたなら、幸せな「リクガメライフ」が待っていますよ🎵

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