爬虫類であるリクガメを飼育するために必要不可欠な飼育器具がたくさんあります。私が実際にリクガメ飼育を検討し始めたときは、いろんな飼育器具があり過ぎて一体何が必要なの?これはなに使うものなの?と疑問だらけでした。
そこで今回は私のように迷っている方々のために、その器具は何故必要なのか?何に使うものなのか?に答えていこうと思います。
これを読んで疑問をなくし、憧れのリクガメライフ(爬虫類ライフ)をスタートさせましょう!(笑)
リクガメ飼育に必要な器具
- ケージ
- ヒーター(保温球)
- サーモスタット
- 紫外線ライト
- バスキングライト
ケージ
人間でいう家というべきでしょうか。寝床があり餌場がある、リクガメにとっての行動範囲の全てです。
飼育するリクガメの最終的なサイズ(最大甲長)に合わせて用意してあげましょう。
おおそよの目安として最大甲長の5倍程度の幅を用意してあげると良いでしょう。(例:20cmのリクガメには幅90〜100cmのケージ)
その他にも、温度管理が必要なリクガメにとって人間の適温は少し寒い場合があります。そんな時でも、ケージの中に入れ、人間の空間と仕切っておけばリクガメにとって適温を用意してあげることができるのです。
ヒーター(保温球)
リクガメは爬虫類であり変温動物です。自身の周りの気温によって体温が変わるため、寒ければ動けなくなります。そうなれば冬眠しますが、冬眠ができない種類がいる事と、冬眠失敗で「永眠」してしまう危険性があることも覚えておきましょう。
そのため、基本的には室内でヒーターにより加温飼育してあげるのです。
サーモスタット
ヒーター(保温球)で暖めることができますが、スイッチがオンしたままでは温度が上がり過ぎてしまいます。最悪の場合熱死してしまいます。私は子供の頃、これが原因でイグアナを亡くしています。
サーモスタットはこのヒーター(保温球)を制御して設定温度を保つ役割をしています。四六時中人間がヒーター(保温球)のスイッチをオンオフできるはずがありません。必ずサーモスタットを設置しましょう。
紫外線ライト
昼行性爬虫類であるリクガメは日光浴が欠かせません。しかし毎日昼間に外に出してあげるなんて、現代人には無理ですよね。更に寒い冬に外に出すわけにもいかず。そのために太陽からの紫外線を人工的に作り出せる紫外線ライトを点けてあげましょう。正しく使ってリクガメの健康維持を心掛けましょう。
バスキングライト
前述のように、リクガメの体温は外気温によって変化します。ですがリクガメも人間と同じで、体調や時間などで涼しくなりたい時や、暖まりたい時があります。そんなときのために、バスキングライトでケージ内に局所的な高温地帯を作り出してあげます。これによりリクガメが好きな温度のところを好きな時に選べるようにしてあげるのです。これがあればリクガメの調子は上がりやすいです。
以上は最低限必要な飼育器具です。実際は餌皿や床材などまだまだ必要なものがあります。ただし上記であげたものが揃えば、リクガメを迎える環境はある程度出来上がります。とにかくこれらを設置してみて、揃えた飼育器具を使いこなせるように練習してみましょう。
一つ一つそろえるのが難しい場合は飼育セットも便利ですよ。
※サーモスタットは別売のため注意してください。