先日、子供たちと近所の図書館に行ったときの話です。
私はいつものように、生き物の図鑑などがある棚で本を物色していました。
そこで目に入ったものはカメの専門書
写真と共に説明書きがあり、図鑑のようなものでした。
読み進めていくとリクガメのページになり、我が家のヘルマンリクガメはいるかな?など見ていましたが、この説明書きのところにCITESも記入されていました。もちろんリクガメは全種CITESⅡ以上に分類されています。
エジプトリクガメはCITESⅠに分類されていましたが、インドホシガメ、パンケーキリクガメはまだCITESⅡでした。2019年11月26日にCITESⅠに格上げなので当たり前ですが、古い資料だとこのように情報が遅れて行ってしまいます。
こんなものを見ていると、地球全体の生き物がどんどん絶滅へ向かっていると思ってしまいます。格上げされたからと言って必ずしもそうではありませんが、何十年も前と比べると、当たり前のように野生でみられたものがなかなか見られないようにはなってきています。日本の固有種ニホンイシガメもそうですね。たくさんの方たちが保護活動を行っています。
私の飼育しているヘルマンリクガメは日本国内でも積極的に殖やされていますが、世界的に見れば希少動物なのには変わりありません。
(まぁ生息地では畑を荒らす害獣とも言われていますが💦笑)
ただ単に「可愛い」ペットというだけではなく、こういう希少動物の
命を預かる自覚と責任
をもって飼育することも、飼育者としては大事なことなのではないかと思います。
そのためにも、CITESなどの世間一般ではない情報を見聞きすることは、飼育者の意識向上にも繋がると思っています。