リクガメのケージ内温度は何度がいいのでしょう?これは飼育者でかなり意見が別れますが、今回も私なりの考察を書いていきたいと思います。
まず我が家の場合のケージ温度です。
ヘルマンリクガメのコウちゃんを迎えた時、甲長5cmしかないベビーでした。その時のサーモスタットの設定温度は30℃です。飼育書にはベビーの時期は温度は高めで28℃〜30℃と書いてありましたし、購入したショップにも30℃をキープするようにと指導されました。
そして数カ月は設定温度30℃、夜間も温度差をつけずキープしていました。
その後29℃に下げ、新ケージになり更に下げて28℃。現在は27℃で夜間は24℃に設定しています。
私の場合なぜここまで温度を下げたか。
それには2つの理由があります。
設定温度を下げた1つ目の理由
まず1つ目の理由は
「ケージ内の温度ムラ」
が原因です。使用する保温器具によっても変わりますが、我が家のケージは暖突を使用しています。
この写真の右側奥にサーモスタット検知部が設置されています。一番温度が低い場所なんです。
ある日ケージ内の様々な場所で温度測定した結果、この暖突の直下で測定すると、サーモスタット検知部付近より4℃〜6℃は温度が高くなっていました。(至極当たり前のことですが…)
暖突は保温電球に比べると、点ではなく面で暖めるため、温度ムラは少ないですが、それでもこれほどの温度差ができます。
そうなると、設定温度が30℃なら暖突直下だと34℃〜36℃になっています。さすがに暑いだろうなと思いました。それから少しづつ温度を下げていったのです。
ある方は30℃にするのは、設定温度ではなくケージ内の平均温度だと言いました。ホットスポットからクールスポット全て合わせた平均が30℃なら問題ないと。後はリクガメ自身が自分好みの温度域に移動するのだと。
ある獣医さんはクールスポットは25℃以下にした方がいいと言いました。多少寒くても、ホットスポット、クールスポットを作れば、後はリクガメ自身が自分好みの温度域に移動するのだと。
つまり、
ケージ内温度の平均が、リクガメの適温
といわれる温度になるようにしようということです。そこにはホットスポット、クールスポットを設置し、しっかり温度差をつけないといけません。
これが1つ目の理由です。
長くなったので次回に続きます。