先日、子供たちと海岸近くを散歩していました。
その時に子供たちが草の中を指差して「蝶?蛾?」と聞いてきたので覗いてみると…
完全に蛾ですね。
肉眼では小さいためよく見えないのですが、スマホで撮影して拡大してみると「カイコガ?」と思ってしまいます。
カイコガ
カイコガとは蚕(カイコ)の成虫です。幼虫である蚕は繭を生成し、これが絹として人間に必要とされてきました。そのため養蚕(ようさん)と言い、蚕は長い年月家畜として飼育され、家畜として育ってきました。結果、人間が世話をしない限り野生では生きることができないほど弱体化してしまった昆虫です。
具体的には餌である桑の葉にくっついていることが出来ないほど筋力がない。更には餌である桑の葉を探すことをせず餓死してしまう。などとても昆虫とは思えません。野生回帰能力を完全に失ってしまった唯一の家畜化動物ということです。
長々と書きましたが、以上のことから子供たちが見つけた蛾はカイコガではないということでしょう。
ちょっと調べてもこれが何の蛾なのかは分かりませんでした😅
ですが子供たちはずっと「カイコガ!」と言っていたので、前述の難しいカイコガの説明をしてあげようと思います(笑)
カイコガのような生き物と人間との歴史を知ることも、生き物好きとしては大切なことなんだと私は思います。それを子供たちにも伝えていければ嬉しいですね🎶