冬の爬虫類飼育は乾燥との戦いです。
変温動物である爬虫類を越冬させるには、冬眠が可能な種であれば冬眠させればいいのですがリスクが伴います。ペットとして飼育している以上、危険を冒してまで冬眠にチャレンジする必要はないでしょう。
そのため、ペットとして飼育するときは基本的には保温越冬をします。
しかし冬場に保温をすることでケージ内空気は乾燥してしまいます。それでも湿度も上げたい。人間の部屋を暖房するときに乾燥してしまうのと同じですね。この矛盾をクリアするために、加湿器を使用したり、床材を湿らせたりと皆さんが悩み、試行錯誤を繰り返すところなのです。
我が家のリクガメケージには自作加湿器をセットしていました。
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しかし、今年は少し手段を変えてみようと思い、また自作へと踏み切ったのです。
ニホンカナヘビケージの加湿器は
タッパーに湿らせたミズゴケ、これを底面パネルヒーターの上に置くだけです。そしてケージ通気穴等の隙間をなるべく塞ぐ(密閉してはいけません。生体が窒息します)ことで湿度がぐんぐん上昇します。
これだけ湿度があれば、脱皮時も怖くないですね(笑)
この加湿器は電気代も必要なく、メンテナンスと呼べるのは毎日コップ等で水を継ぎ足し、2週間程度に1回ミズゴケを全て取替てタッパーを洗うだけ。なんとエコで手入れが簡単なんでしょう(笑)
これを是非ともリクガメケージにも使いたいと思いました。
しかしリクガメに使用して怖いのは誤食です。誤ってミズゴケを食べられでもしたら大変です💦それ以外にも、こんなタッパーを設置していれば必ずひっくり返されそうです💦そして床材にミズゴケをぶち撒けられて掃除するハメに……💦
そこで考えました!理想の加湿器を作るために材料はいつもの100円均一で調達です!(笑)
以下が揃えた材料
- 鉢底ネット
- ステンレス角バット
- キッチントレー用水切り網
まずは鉢底ネットをバットの形にハサミで切ります。
そして水切り網と結束バンドで合体。
バットと仮合わせ。
うんうん…いい感じ♫(笑)
そしてミズゴケを湿らせてバットに敷き詰めます。
ここへ水切り網と合体させた鉢底ネットを被せると…
これで誤食は防げそうです。
で、これをバスキングスポットに設置すれば、ライトが当たり、一番乾燥する場所が加湿される仕組みです。
昼間の湿度を数日間測定してみようと思います。
また結果が出たら報告します。