皆さんはペットを飼う場合、まずは何が大切だと思いますか?もちろん愛情と責任をもって飼育するのは大前提です。
私は過去に、大好きだったペットを飼育する上で重大な過ちを犯しています。今回はその経験から、大切な事はなにか?を伝えたいと思います。
それは、
「その種について勉強し、最適な飼育環境を構築せねばならない」
ということです。
もしその種に合わない環境だと、その生体の命に関わります。
前回少しだけ触れましたが、過去の飼育失敗で、自分のペットが亡くなった時の詳細をお話ししましょう。
一番落ち込んだのは小学生高学年の頃飼育していたグリーンイグアナでした。
正直言って、小学生の財力で飼育維持できる生体ではありません。
巨大になる(全長1.5m〜2m)
その分の飼育スペース(一部屋明け渡すか、放し飼い)
その広大なスペースの温湿度維持(エアコン24時間稼働)
エアコン等の電気代
巨大で大食漢なため、毎日の野菜、野草の調達
以上かなりハードルが高いです。
しかし私は飼いたい一心で全く後先考えず、間違った飼い方をしていました。
45cmほどのアクアリウム水槽
擬岩タイプのヒーター
バスキングライト
45cm紫外線ライト
サーモスタットなし(←これがマズかった)
タイマーなし
上部蓋なし
温湿度計なし
加湿器なし
以上のような環境で、春先に水槽内が暑くなりすぎ、上部から脱走。何回も家具の隙間に逃げ込んでいました。
当時は暑くなりすぎていたことに気付かず(温湿度計がないのが論外)、ついには脱走防止のため蓋をしてしまいました。厚紙をテープで固定。…その日の夕方帰宅すると、熱死していました。
しばらく呆然とし、両親が帰宅。立ち尽くしたまま泣いていました。
そして再び飼育決意したミシシッピアカミミガメ。
この時も間違った飼育環境でした。30cmほどのプラケースに大磯砂で陸地。リビングの棚の上。その中に5cmほどのベビーを2匹も詰め込みました。これのみで太陽光、紫外線など皆無でした。
秋で気温が低くなり、当然餌はたべません。なぜ食べないのかは当時は分かりませんでした。そのまま衰弱し、2匹ともなくなりました。
以上を書いて、当時の辛い思い出が蘇ってきました。しかし現在このような飼い方をしている自分を見かけたら…叱ってやりたいですね。
ペットを飼育する上で、飼育環境は土台となる重要な部分であるということ。同じ過ちはもう繰り返したくありません。もちろん皆さんにもそのような辛い思いはしてほしくありません。
そのためにも先ずは、飼育するペットのこと(私の場合はヘルマンリクガメ)を徹底的に勉強、情報収集し、飼育環境を構築しましょう。そうすれば素晴らしいペットライフが待っていますよ!