『ヘルマンリクガメ』とは
チチュウカイリクガメ属。
ヒガシヘルマンリクガメ、ニシヘルマンリクガメ、ダルマティアヘルマンリクガメの3亜種が存在します。
日本ではほぼ人工的に繁殖されたヒガシヘルマンリクガメが多数を占め、少数のニシヘルマンリクガメも出回ります。ダルマティアヘルマンリクガメはまず見かけません。東ヨーロッパに分布しています。
最大甲長38cmという情報がありますが、飼育下ではほぼ20cm程度です。
販売時の値段
- ヒガシ15,000円〜30,000円
- ニシ 30,000円〜60,000円
寿命
20年〜30年以上
餌
野菜や野草など
実はこのリクガメを飼おうと意思が固まったのは2017年晩夏。実に3ヶ月以上かかってしまっています。なぜここまで時間がかかったのか。今回はその事について書いていこうと思います。
私が飼育種を選んだときの基準は以下です。
①丈夫で飼育が容易であること。
子供の頃、何度も飼育失敗し、亡くなるのを目の前で見て来ています。もうそんな悲しい思いはしたくありません。
②人慣れする
やはり慣れてくれると愛着をもって接することができると思います。(賛否ありますが、犬のように「馴れる」ではありません)我が家には人間の子供もいます。大怪我を負わされるような生体は難しいでしょう。
③ケージ飼育できる
持家ですが一般的な広さでしかありません。人間の居住スペースを無くすわけにはいかず、現実的に考えて小型種以外は無理でした。
この3つの条件をクリアするリクガメは、初心者向けとされるギリシャ、ヘルマン、ロシアの定番3種でした。
この中でもヘルマンリクガメは特に、物怖じせず、むしろ人に向かってくるぐらいの活発さがある、ということでした。
ここからヘルマンリクガメに絞り込み、ネットの飼育情報、書籍を読み漁り、実際に我が家で飼えるのか、あーでもない。こーでもない。と一人で想像、妄想を繰り返します。
もちろん奥さんにも相談します。「自分で責任持って飼育してね」もちろんです。
本も3冊読み終わった頃で、地元のペットショップへ足を運びます。ロシア、ヘルマンがいました。実物を見てヘルマンリクガメが活発に動き回り、ロシアはずっと眠っていました。その動きの可愛さにやられ、心を決めました。
あれだけ悩んでいたのに、結局は実物を見ると即決してしまったのです。