Favorite creatures!!

中年になり、少年の頃の生き物好きを思い出し、現在リクガメを中心に爬虫類、昆虫、魚も飼育しています。 2児の父である普通の中年お父さんが「お父さんとしてのペットの飼い方・愛で方」を綴るブログです。

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フトアゴヒゲトカゲは虫いらず! 私が活餌から100%人工餌だけに切り替えた方法。

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フトアゴヒゲトカゲを飼ってみたい!!


そう思い立って調べたとき、用意するものが90cm以上の大きなケージや、強力な紫外線ライトなどたくさんの飼育器具が必要だという事が分かります。

しかし、それ以上に気になるのは彼らの餌!

活餌が必要。つまり餌となるを与えなければいけないということ。

これは虫が苦手な人にとってかなりハードルは高いです💦そのために飼育を断念した方も数多いでしょう。


しかし私は現在活餌を与えておらず、100%人工餌と野菜でフトアゴヒゲトカゲを飼育しています。
これは全く不可能ではなく、あえて活餌を与える必要が無いのです。


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今回の記事はタイトル通り、私が活餌から人工餌に切り替えていった方法。そして今現在は人工餌のみで育てているということを書いていきたいと思います。

活餌の種類

まずは活餌の種類から、代表的な餌虫にコオロギがあります。そしてゴミムシダマシという虫の幼虫であるミルワーム。ゴキブリの一種であるデュビアなどもあります。

それぞれ特徴がありますが、我が家ではフトアゴヒゲトカゲがベビーの頃に与えた活餌として、跳ねない、プラケースの壁を登れず脱走し難いという点でデュビアを与えていました。

(ですが餌虫の管理もしなければいけないため、正直手間が増えるのが煩わしいと感じます。)


餌の与え方

ベビーの頃は人間にもビビるので、デュビアを脱走できない「返し」のついた餌皿に入れて、そこからピンセットで与えていました。

この餌皿を使用することで、ビビって寄ってこない、または食べ切れない分は餌皿に入れたまま置き餌することも可能です。


このように与えることで、次第にフトアゴヒゲトカゲはピンセットが餌をくれる。餌皿には食べ物が入っていると認識するようになり、だんだんと寄ってくるようになります。


そうなってくればピンセットから勢い良く虫を食べてくれて、尚愛着が湧くでしょう(笑)


そのようにピンセットに飛び付いてくるくらいになれば、次は虫をピンセットで与える際、時々人工餌を混ぜてみます。

虫、虫、人工餌、虫、虫、人工餌。

というように。

乾燥アメリカミズアブ

ピンセットに慣れてしばらくするとやっと人工餌の出番。我が家のフトアゴヒゲトカゲに初めて与えた人工餌は、ジェックスバグプレミアム乾燥アメリカミズアブでした。

なぜコレを初めての人工餌にしたのか?それは虫の形そのままなのでバレないかと思ったので(笑)そしてこの餌がかなり柔らかいということも理由です。噛み切れなければ嫌がって食べてくれないこともあるので、簡単に潰れるのがベビーには良い点だったのです。

そしてピンセットで与えてみると予想通り何も考えずに食らい付いてきました🎶生まれて初めて人工餌を食べたとき、虫を食べる勢いそのままに食らいついたので「…なにこれ!?」という表情で見つめてきました(笑)

連続で与えると人工餌ということがバレそうだったので次は虫にしましたが、こんなことを繰り返して少しずつ人工餌に慣れてもらいましょう。


フトアゴゲル

乾燥アメリカミズアブに慣れてからは趣向性が高いとされるゲル系の人工餌キョーリンフトアゴゲルです。

ゲル系人工餌の趣向性が高いというのはニホンカナヘビで体験済みの私ですが、フトアゴゲルでもその実力は折り紙付きでした。
www.favocrea.com

すでにピンセットでなら活き餌、乾燥アメリカミズアブどちらも変わらない様子で食らい付いてくれるので、活き餌と乾燥アメリカミズアブのローテーションの隙間にフトアゴゲルを与えました。

何も違和感無く普通に食べてくれましたね(笑)

ここまで普通に食べてくれると活餌の数がぐっと減ります。完全人工餌移行に向けてどんどん人工餌の割合を増やしていきましょう。


トカゲブレンドフード

ここまでくればほぼ何でも食べてくれますが、「カリカリ」と言われるペレット系人工餌を与えてみます。
小さな個体では硬くて食べれないかもしれないので、フトアゴヒゲトカゲが全長30cm近くになってから与えてみました。いつものようにピンセットから与えたのですが、さすがに硬いようで食べるのに時間がかかります😅それでも一粒食べ切ってくれました。

フトアゴヒゲトカゲの体が大きくなるにつれて簡単に噛み砕けるようになってくるので、様子を見ながら与える量を増やしていきましょう。ですがフトアゴゲルと比べて趣向性は劣ります。フトアゴゲルを与える前に食べさせた方が食べ残しも減るでしょう😅

フトアゴブレンドフード

カリカリを簡単に食べてくれるようになっているのでもう一つ。
フトアゴヒゲトカゲは成体になると昆虫食中心ではなく、野菜中心に移行していきたいため、昆虫配合率を少し落とした餌を与えていきたいと考えていました。そんな時にぴったりな人工餌「フトアゴブレンドフード」です。

トカゲブレンドフードよりも昆虫原料の割合が低く、繊維質、ビタミン、カルシウムがバランスよく配合されています。フトアゴヒゲトカゲやオニプレートトカゲのような雑食性トカゲ向けの人工餌です。

普通に食べてくれるのですが、正直今まで与えてきた人工餌の中でこれが一番趣向性が低い気がします。そんなにお腹が空いていないときはフトアゴゲルは食べるがコレは食べないということもありました。そのため給餌間隔を空け、2日に1回のペースにしたのもこれを与えだした時期ですね😅そうすれば残さず食べてくれるので(笑)


人工餌だけに完全移行

これまで与えてきた人工餌は4種類。趣向性に差はあれど、どれも食べてくれるようになりました。するともう活餌は与えずに過ごせています。もちろん野菜も一緒に与えており、フトアゴヒゲトカゲは痩せたりすることなく順調に育っていますね🎶


フトアゴヒゲトカゲは人工餌だけで飼うことは可能です。活餌は大好きなので差し出せば食べるのですが、どうしても活餌管理の手間が増え、フトアゴヒゲトカゲを飼っているのか餌虫を飼っているのか分からなくなります😅


一昔前までは「人工餌だけでは育たない」、「活餌を与えられないなら飼うな」など言われましたが、現代は豊富な種類の人工餌が各メーカーから販売されています。そしてどれも栄養面や趣向性は優秀!
そのためいろいろな人工餌を試し、自身の飼育するフトアゴヒゲトカゲに合ったものを探し出してあげると、

活餌がいらない

人工餌だけで飼育できる

に辿り着くことができます。そんなに難しいことはなく、根気よく、ゆっくり人工餌に慣らしていけばほとんどのフトアゴヒゲトカゲは現代の人工餌をよく食べてくれますよ🎶

ここまで書いておいてですが、ベビーの一定期間だけだったとしても活餌を与えたくないのであれば、ある程度育った個体を購入するしかありません。ベビーは人工餌に食い付くことはないので、人工餌を食べるようになったヤングサイズを迎えることをおすすめします。その際はショップに人工餌を食べているか、何の人工餌を食べているかを確認してからにしましょう。