Favorite creatures!!

中年になり、少年の頃の生き物好きを思い出し、現在リクガメを中心に爬虫類、昆虫、魚も飼育しています。 2児の父である普通の中年お父さんが「お父さんとしてのペットの飼い方・愛で方」を綴るブログです。

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リクガメの温浴

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リクガメ飼育を検索したり、飼育本を読むと必ず出てくるのがこの「温浴」です。今回は私なりの考察を書きたいと思います。ズバリ
リクガメに温浴は必要か

かなり飼育者で意見が別れるものですね。

そもそも必要派はなぜ温浴を必要とするのかですが

  1. お湯で代謝を上げ、排泄を促すことができる
  2. 代謝が上がり餌食いがよくなる
  3. 温浴時に水を飲ませることができる
  4. 脱皮時の残った皮を取りやすくする
  5. 体の汚れを落とすことができる

以上が主な理由だと思います。
どれも一理あります。実際にあったのは、食欲がなく、元気がないリクガメを診察した獣医さんが、温浴をさせると大量の糞尿を排泄し、急に元気になったという話です。
1,2,3が当てはまります。

しかし、このような事例の原因を調べると、そのほとんどが飼育環境に問題があったのです。


まず、温浴をしないと代謝が上がらず、元気に活動できない。という事は、ケージ内温度が低いことが考えられます。温度が低い=体温も低いので活動できないということです。
そしてホットスポットも同様に温度が低いと考えられます。

そのため餌食いも悪くなり、餌からの水分補給もできません。更には体温が低いため、胃の中のものも消化できず、排泄もうまく行うことができません。

以上のことから、温浴をしないと排泄しないや、餌食いが悪いというのは、なにかしら飼育環境の改善が必要な可能性が高いのです。

しっかりと温度管理ができれば排泄はほぼ毎日しますし、病気や偏食でなければ餌食いもあまり落ちません。

(一部の生体で、刷込み、習慣付けで温浴時が排泄のタイミングと覚える場合もあります)





4の脱皮時ですが、どうしても残ってしまった脱皮の皮は、温浴すると確かにとれやすいですが、普段から湿度を上げてやればほぼ問題ありません。


以上の事から、私(我が家のリクガメ)の場合、温浴が必要な時は、ウンチをふんでしまった時など体が汚れてしまった場合のみです。
汚れが付いた状態では、カメ自身が臭くなってしまいます。その場合は洗ってあげるといいと思います。

自然界ではお湯に浸かるなんてことはありません。なので、毎日や、習慣のように温浴するということは本来必要ありません。



ただ、ここまで書いておいてですが、実際はその個体によるところが大きいです。今回上げたのはあくまでも私の飼育しているヘルマンリクガメや、見聞きした個体の場合です。一番は飼育者がそのリクガメにとって最も合った温浴の頻度にしてあげることです。
ある人は
「爬虫類飼育は常に試行錯誤を繰り返すことである」
と言っていました。犬猫のように感情表現するような生き物ではないのです。毎日観察し、その生体の状態を推察していても100%の正解なんてないのです。

  • 日々観察
  • 日々情報収集
  • 日々勉強
  • 日々試行錯誤

これが飼育者としての愛情表現にもなると私は思うのです。