人がいない、自然のレジャーである釣り、ガサガサを楽しむ今日この頃。
地元の河川で誰にも会わずに子供たちと楽しんでいます。
しかしそんな地元の見慣れた河川では、外来種が繁殖し、在来種の生息域が追いやられています。
「釣り」にて捕獲したブルーギル
ブルーギル
元々は15匹だけが日本に持ち込まれ、食用として研究繁殖されました。その後、移入実験が行われ、各地に持ち込まれました。オオクチバス同様「特定外来生物」に指定されています。
日本で生息している個体は20〜30cm程度でほぼ肉食。餌がない時だけは水草等も食べるようです。そのため在来種の稚魚や卵などが食べられる被害があり、一部では在来種を絶滅に追いやりました。
釣り上げた瞬間、子供たちにどう教えてあげればいいか悩みました…
特定外来生物は生きたままの移動は禁止されています。つまり飼育などはできません。移動に関してはその場で絞めれば可能です。
子供たちの前で魚を絞めて捨てるところを見せていいものか…
とにかく話はしてあげました。ですがやはり「かわいそう…」と言われます💦
そりゃそうですよね💦私だって気が引けます😫
…ということでそのままリリースしました。(自治体や場所によってはリリースも禁止され、釣り上げたら回収ボックスに入れなければいけないところもあります)
難しい問題です…この魚は必死に生きているだけなんです。人間により移入され、勝手に特定外来生物に指定され、悪者扱いされているわけですから。
しかし放置するのは在来種に悪影響…何が正解か分かりません。
しかし、子供たちにはしっかりと説明しました。10年後、20年後に子供たちが大人になった時、日本の在来種がいなくなってしまわないようにしてあげなければなりません。
外来種と在来種という多様な生き物たちがいることを、これからも見せて伝えていきたいですね。