ペットを飼うとどうしても気になるのが「ニオイ」です。
このニオイには種類があります。
- 生体のニオイ(体臭)
- 餌のニオイ
- 糞尿のニオイ
- ケージのニオイ
以上が主な原因です。
そして、検索したりすると、よく出てくるのが「爬虫類に体臭はない」と書かれています。
実際に飼育している身からするとどうなのか、どの程度なのか、皆さん気になりますよね?
今回はこの「リクガメのニオイ」について書いていきたいと思います。
爬虫類であるリクガメにニオイはあるのか?
これを正直に言うと、ニオイはあります。しかし、飼育部屋全体が臭うわけではなく、リクガメに顔を近づけてやっと分かる程度です。おそらくリクガメを隠していれば、来客があっても気付かれないと思います。
そして糞尿はどの動物もそうですが、ニオイはあります。これも部屋全体に充満するものではなく、ケージに顔を近づけなければ分からない程度です。
どのようなニオイなのか
爬虫類には哺乳類のように汗線がありませんので、犬猫のような体臭がすることはありません。ではリクガメからするニオイはどのようなものなのか?
それは草食動物だということが深く関係しています。
皆さんは牧場へ行ったことはありますか?あの干草や牛糞、馬糞(は強烈ですね笑)をイメージしてみてください。
リクガメからはあの干草や枯葉のニオイに近いものがあります(それらよりかなり弱いものですが)。
糞尿も青臭さいというか、葉っぱを発酵させたような(笑)
なぜニオイを感じるのか
やはり草類を食べているので、リクガメ自体も近いニオイになっていきます(我が家のヘルマンリクガメも、ベビーのときより濃いニオイになってきました)。
私達人間はご飯を食べれば歯磨きをします。お風呂で身体を洗います。ではリクガメの歯磨きや、甲羅をシャンプーで洗うことはしますか?しませんよね?
しかし甲羅の凹凸部や、鱗の隙間などにはどうしても餌となる草類や、糞尿などが入り込みます。それらは温浴しても完全には取り切れていません。
そしてリクガメが大きく成長するにつれて、汚れる面積も増えていき、ニオイが強くなるのです。
(少数派ですが、ペット用のシャンプー等で甲羅を磨く方もいます)
ニオイ対策
対策しなければならない程リクガメが臭うことはありません。よっぽど糞尿で汚れた時にそのまま放置しない限り、部屋まで臭うことはないのです。
むしろ床材の方が臭う場合があります。ヤシガラやペレット系、サンドなども、毎日の清掃は怠らないようにしましょう。