冬場の飼育ケージの電気代が高いです。節約のため、断熱性能が高く、暖突のみで温度管理ができるケージを自作します。
ケージの材料の選定ですが、発泡スチロールか、スタイロフォームを使用しようと思います。崩れやすいという欠点をどうするか、というところでした。
まず、どちらを使用するかですが、
発泡スチロールの方が軽く、スタイロフォームは1.5倍の重さです。断熱性能はどちらも申し分ないので、私は軽いという理由から『発泡スチロール』を材料として使用したいと思います。
触ってみてですが、発泡スチロールはスタイロフォームに比べると、かなり柔らかいです。フニフニです。
これをどうやってケージにしようか…
そこで目を付けたのが前回出てきた『ポリプロピレン』です。熱伝導率は木材よりも優秀な0.12でした。この材質で簡単に加工できるものがあります。それは…
『プラダン』です。
これはハサミで容易に切ることができ、防水性にも優れ、噛んだりしても簡単には破れません。これを発泡スチロールの表面に貼り付け、割れないようにします。
しかし、まだ強度は十分ではありません。そこでケージの骨組みだけは木材で作ることにしました。
骨組みは強度のある木材で、骨組みと骨組みの間には断熱性のある発泡スチロール。そして各壁、床にはプラダンを貼り付け発泡スチロールの破損を防ぎます。
上記の方法により断熱性能が高く、軽く、強度があるケージが実現するはずです。
構想を練り、制作寸法を計算。ホームセンターで全て買い揃えることができました。
制作は前回のケージよりも簡単でした。骨組みを作ってしまえば、後はハサミとカッターでいいですからね。
材料は
1✕2材6フィート 5本 約2000円
1✕1材6フィート 2本 約600円
止め金具 少々 約1000円
予備の雑材料 約1000円
発泡スチロール910✕910 1枚約500円
プラダン1820✕910 7枚 約3000円
アクリル引き戸 約2000円
引き戸レール 約500円
だいたいこんなものだったと思います。
もちろんケージ1号と同じで引出し式に前面引戸で制作費約1万円ほどです。更に、このケージの重さですが、
なんと10kg程しかありません。
保育園児でも持つことができる驚異的な軽さです。
理想的な保温性、軽さ、強度の三拍子そろった自作ケージが完成しました。
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