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中年になり、少年の頃の生き物好きを思い出し、現在リクガメを中心に爬虫類、昆虫、魚も飼育しています。 2児の父である普通の中年お父さんが「お父さんとしてのペットの飼い方・愛で方」を綴るブログです。

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自作木製ケージ 2号 その2

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電気代を抑えるために、消費電力の低い暖突のみで温度維持ができるケージを作ります。どうすれば維持できるのかそれを考えていこうと思います。

まずは暖突の説明から。
暖突はみどり商会から発売されている、爬虫類用保温器具です。
従来の保温電球と比べると、暖房能力は同じでも、消費電力は約1/3になります。やはりこれはどの製品よりも魅力的な部分ですね。
だとしたら、この暖突のみで保温がまかなえれば電気代も1/3になるはずです。
しかし我が家のケージは暖突Mが2つ設置されていますが、これだけでは90✕45✕45木製ケージの温度は維持できませんでした。

ではなぜ維持できないのか、そこから考える事にしましょう。


暖突はパネル状で、設置位置はケージ上面になります。そこから熱を発する部分を下に向けて、ケージ底面まで熱を放射します。


ここで一つ矛盾が生じます。理科の授業ですが、暖かい空気は上に行きます。冷たい空気は下に降りていきます。
つまり、暖突は上面から熱を放射するのですが、その熱が下に降りてくることはありません。循環ファン等がなければ、通常暖められた空気は上へ上がってしまい、リクガメのいる地面に降りてくることはありません。

ではなぜこの保温器具で温度を上げれるのか…
単純に暖突周辺の空気が暖まっているだけで、降りてきてはいません。
なので、高い位置に設置するとケージ底面まで暖めることができないのです。


暖める能力は確かにあります。しかし、その効果範囲が限定されてしまうのです。

この範囲内で使用すれば、必ず温度はあがり、効果はあります。

これらの効果範囲を理解せず使用すると、暖突を使ったのに暖まらないということになってしまうのです。
この効果範囲は30cmが限界ではないかと思います。近ければ近いほど効果は高く、温度は上ります。

自作ケージ2号はこのことから、高さは30cm以内にし、暖突の位置をケージ底面と近付けることで温度維持できるようにします。

次回は断熱性の強化です。
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